
「DDDD 『行動』だけが奇跡を起こす」の著者の杉山さんに引き続き、行動するための心構えとその秘訣、行動することでいかに人生が変わるかを語っていただきます。
前編まだ見てない!という方はこちらから。
©️ by Bob Takahashi 📷 by Yano Hidekuni 🎥 by Takuya Ogata
▼目次【本記事の内容】
コンフォートゾーンから出よう
これは快適なゾーンから出るということです。
建築家の隈研吾先生を取材させていただいて本をプレゼントしたところ、この本はすごく良いという反応をいただき、多くの学生に読ませたいとおっしゃってくれました。では一緒に写真を撮って学生へPRとか出来ませんかってお伝えしたところ、「いいですよ」と快く引き受けて下さいました。
取材をお願いしている方々はすごく忙しい方が多いです。そのため10分だけお時間をいただけますかとお願いしていることが多いんです。
打ち合わせというと、30分や1時間というイメージですよね。でも忙しい人からしてみたら、5分でも10分でも終わるものは早く終わった方がいい。だから隈研吾先生と10分だけ会ったときに、このDo Do Do Doパネルをつけて撮影をしたら、すごく面白いかなと思ったんです。
引き受けてくれるかどうかは分からないのですが、聞いてみることがポイントだということです。
まずは言ってみよう、聞いてみよう、行動してみよう

この本に登山家の三浦雄一郎さんに私がおんぶして頂いている写真が載っています。その写真にも行動する大切さを感じたエピソードがあります。
取材前に取材チームの中で三浦さんにおんぶしてもらおうという話しが出たんです。
でも実際に取材してみると、凄い方なのでやっぱりおんぶして欲しいなんて言えないよなぁとなりました。
最後に記念写真を撮るときに、握手して終えようとしたら、後ろにいたチームメンバーが「あのこと言わないと」とプレッシャーをかけてくる訳です。
そこで僕は、「三浦さん、もしよろしければ僕のことをおんぶして頂けませんか?」とお伝えしたところ、三浦さんは、「やってみようか?」とおっしゃってくれたんです。
それで撮れたのが、この三浦雄一郎さんにおんぶして頂いている写真なんですよ。
仲間がいると行動できる
先ほどもお伝えしたように、一人だと挫けそうなことも、仲間がいると勇気が湧いて行動できるんです。
こういうことは言ってみないとどうなるか分からない訳です。みんなはおそらく、この人にそんな事聞いたら。。とか、そんなこと言ったら。。とか思うんですよ。もったいないです。聞くのはタダですから笑
そして仲間がいると、あなたさっきやるって言ったでしょとなる訳です。逆にやってなかったら、あなたダメじゃんとなる訳ですよ。
もし三浦さんから、「ちょっとそういうことは出来ないですね」と断られたとしても、自分としては聞いたから納得できますよね。
ですから、何でもやってみなければ分からないんです。
自らきっかけを作る

自分からアクションを起こす大切さは、この本の中にある三浦雄一郎さんとのおんぶ写真に込められております。人と会ってこのような機会に恵まれましたら、自分のしたいことはしっかり伝えるということを意識してみてください。言ってみるのはタダですから笑
でもそうお話しておいてなんですが、言うのって結構大変なんですよね笑。
突飛な話ですが、中目黒駅前の信号で叫べますか?ようはバカが出来るかという話です。大勢の前で叫ぶことって、大体の方は難しい。。人の目を気にしますから。
でも実際、周りは何も気にしていないんですよね。誰かがそこで叫んでいたら、あぁ、人がなんか叫んでるなぁと、それで終わります笑
バカができるかは、自分の殻が破れるかと同じことです。
だからここで僕が皆さんにお伝えしたいことというのが、まずは言ってみよう、聞いてみよう、行動してみよういうことです。
人生は一瞬で過ぎ去っていく

4人の子供がいて13年間、幼稚園生活を見守ってきました。来年の3月に最後の子が卒園するのですが、子供の成長ってビックリするくらい早いです。ドラゴンボール見てる人ならわかると思いますけど、フリーザが3段階変身するくらい違うんですよ。大人って意識しなければ変化はそんなにないじゃないですか?子供は違います。本当に目まぐるしく成長するわけですよ。
子供の成長を間近で見て、より意識するようになったのが、人生は一度ではなくて、本当一瞬なんだなと。人生一瞬と考えると、やるかやらないか迷っているよりも、やったほうがいいです。
池の中に石を投げれば波紋が生まれるように、まずDo=行動することによって少しずつ変化が生まれていきます。その変化が人生を変えていきます。
体験一つ一つが、人生一瞬とすごく意識させてくれるようになったんです。
死ぬことは決まっている
僕は高校3年生の時にアワビを食べて、アナフィラキシーショックになって死にかけたことがあるんです。アレルギーって本当に大変で、視覚神経がやられて目が見えなくなり、水分がでて体が黄疸色になり、体重が6キロくらい一気に痩せました。そのときに初めて、俺死ぬんだな。。と感じたんです。
甘利先生という住職を取材する機会がありました。彼から言われたことは、人生保証できることはないが、誰に対しても保証できることは死ぬということ。要するに、今から奇跡が起こる保証はない。けれども、死ぬことは決まっているということです。
この本の最後の章にも書いてあるのですが、みんなに保証できることは、死ぬということだけなんです。これはもう人間の永遠のテーマです。
僕がそのときにすごく意識するようになったのは、死生観ですね。クオリティオブライフというように、アメリカでも今、クオリティオブデスと言って、死というものを考えることによって人生を逆算するということがあります。
甘利先生に取材したときに、保証できることは死ですとおっしゃっておりました。そこで腹落ちしたんですよね。死んでしまうと、もう何も出来ない。そう考えると、人生をより真剣に生きるんです。
例えば60歳という一つの区切りを考えることによって、60歳までに自分は何をやりたいのか?というのが人生のテーマになってきます。本の最後の章で、死について触れているのはそれを伝えたいからです。
人生がうまくいってる方々というのは、この傾向にあります。
小さな行動から始める
まず体調を整え、元気に行動すること。そして、機会に恵まれたときには聞いてみることです。断られたとしても、もう一度別の切り口で聞けばいいだけの話なんです。
そして、死と向き合うことです。人生って本当に一瞬なので、やりたいことがあったらやった方が良いです。もしできない環境だったとしたら、できるように変化していくことがすごく大事だと思います。
このDo Do Do Doっていうのは、子供でもできることなんです。けれども、大人になると様々なしがらみのせいか、中々できなかったりします。
小さなこと一つでもいいです。ぜひ行動してみてください。Do=行動というのは種まきになります。その小さな行動が、いずれ人生を変えるときがやってきます。
ぜひこれからたくさんの行動を通して、人生をより楽しんで欲しいと思います。
杉山さんの著書とその他の記事ご紹介