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成功している人を全部マネしない方がいい理由とは?
ーー実際に目で見る、体験するということですね。
杉山さん:そうです。そしてやってみて、失敗すると学べるんです。僕の失敗談でお伝えすると、飛行機に乗ったときなのですが、トランジットの時に手荷物でお酒を持っていたんです。直行便だったら手荷物で持ってていいのですが、乗り換えになると持ち込み禁止のようで。。そこでジャパニーズウイスキーの響がなくなりました笑。
ーー貴重なお酒が。。
杉山さん:スーツケースに入れてなかったので仕方がないと諦めました。でも失敗したからこそ、そういうことも学べるんです。私は旅行を通して色々と学ばせていただきました。
ーー実際の体験を通して学ぶんですね。やっぱり行動が根幹にあると感じます。杉山さんは日常から、実際に試して学んで、失敗して学んでと、そのサイクルが出来てらっしゃいますよね、
杉山さん:ありがとうございます。そこで僕が皆さんにお伝えしたいことは、逆説めいてますが、僕の真似はしないでということです。
何故かというと、皆さんには皆さんの合うやり方があるからです。一つの参考としてはいいと思うんです。
なぜなら今の時代、一つの方法ではうまくいかないからです。
色んな人の考え方や価値観を知ることによって、「私はこの人のここの部分がすごく納得できるけど、この人のここは違うな」「こういう方法があるんじゃないかな」ということが分かるんです。
私の運営している「私の哲学」に、様々な業種の方々にご出演していただいているのは、このためです。
ーー重要な考え方ですね。参考にするのは、どのような方でも良いのですか?
杉山さん:こういう話があるんだ!ということを知っておくだけでも、すごく大事なんです。だからもし、自分に好きな歌手がいたら、どんどん参考にすればいいんですよ。この人のここを取り入れたいな!というイメージです。
逆にこの人のここが嫌だから参考にするのはやめよう。。というときもあります。いわゆる反面教師というやつです。
自分で自分をデザインしなければならない時代なので、この考え方はとても重要です。だから僕のやり方は、一つの例として参考にしてみて下さい。もちろん「良いな!」と思ったら、ぜひ取り入れて下さい。
人の数だけ考え方と価値観は存在する。だから良い。
杉山さん:私はすぐやってみたい人なんです。中にはすぐやりたくないって人もいるわけです。それはそれで考え方や価値観の違いなので、OKですよね。
ーー確かに。人それぞれ多種多様な考え方がありますね。
杉山さん:はい。その人はその人なりの学び方があると思うんです。本から入り、興味を持ってから実際の場所に行きたいという人もいるじゃないですか。
ーーそうですね。では実際、自分に合うやり方を自分で見つけることが重要ということですね。
杉山さん:そうです。身近なもので例えれば、洋服も同じだと思います。やっぱり大人になって自分で購入すると、このブランドの洋服、自分に似合う or 似合わないと分かるわけです。
着たら周りから褒められた、オーダーシャツ作ったけどしっくりきた、別のオーダーシャツで作ったら違ったなど、やっぱりあるんです。服って自分に似合うものが見つかるまで、失敗する確率が高いですよね笑
ーーサイズ感もそうですし、デザインとの好き嫌い、あとは色にも好みがありますとかですね。
杉山さん:そう。だから僕は人生も同じだと思うんですよね。良い靴とか見つけたら二足買いますね。いつ出てくるかわからないですから。洋服だってそうじゃないですか。自分にあったもの探しますからね。
ーーみなさん既製品のお洋服でも、それぞれ個性を出して着てらっしゃいますよね。
杉山さん:僕の著書「DDDD」が言いたいのは、「好きかどうか分からないなら、まず試してみよう!とりあえずやってみよう!」ということです。
もちろん合わないのもあると思うんですよ。でもやってみないと何が合うかなんて分からないですよね。
ーー杉山さんは興味あるものは何でもやってみてから判断する方ですか?
杉山さん:そうなんです!人生一瞬ですから。
私バイクに乗って「超気持ちいいな!」と思いましたが、そんなにいつも乗ってるわけじゃないんですよ。都内の運転は怖いので、島に置いているんです。
ーー都内は交通量多いですよね。
杉山さん:そういうところはビビリなんです笑。でも僕は人生に後悔はしたくないんですから、バイクを乗る選択をしましたね。
いざという時に後悔しない準備をしておく
杉山さん:それに関連して、私ジョージクルーニーが好きなんです。彼はオメガのCMでバイク乗ってるんですよ。もし、彼が日本に来た時に僕が通訳を担当するとします。そのときに「バイクで移動したい」と彼が言って、私しか運転できる人がいなかったら、私が指名される流れになるじゃないですか笑。
同じように、もしかしたらアラブの大富豪が来日して、通訳を担当したとします。そのアラブの大富豪が急に船乗れる人がいないかなって言ったら「私、二級船舶免許もってます!」とアピールもできちゃいます笑。
私は高校生の時に免許を取りました。今はもう日本車ほぼオートマだから、オートマ限定の免許を取得しました。十何年乗ってたけど問題なかったんです。島とかにいくと、マニュアルなんですよ。要するにそのギアチェンジとか、畑作業とかする時にマニュアルなので。
ヨーロッパとかほぼマニュアルなんですよ。そこで僕は、ヤバイ!と思いまして、マニュアルを取りに行きました。
ーーそこから学んでマニュアルを取りに行ったわけですね。
杉山さん:オートマ限定だと問題があったんです。もし父が「マニュアルに乗れなければ免許じゃない」というような車好きだったら、違ったかもしれないですね笑。
でも結局なにが大事か。マニュアルじゃないと乗れない、でもそれでもいい人もいるんです。そして免許持ってなくてもいい人もいると思います。ただ私は免許を持っていないと自分の可能性が狭まっちゃう気がしたんです。
だから僕は伊豆大島での経験を経て、オートマ限定解除にしたら、予想通り色んな機会に恵まれました。だから、私はチャレンジすることを強くオススメします。
ーーマニュアルの話でここまで話が広がるのはスゴイですね。
杉山さん:マニュアルを取った後だから、クラッチが分かるわけです。
私はトムクルーズも好きで、映画で敵から追われるシーンありますよね。そのとき大体バイクで逃げると思うんです。そこで私は想像したんです。もし今大地震が起きて逃げなければならないとき、移動手段としてバイクを運転できたら。。そして緊急時に目の前にバイクがあったら、乗って移動できる。と。
免許を持っていなかったら乗れないんです。今もしここにバイクあったら、誰かを乗せて、トムクルーズなれる笑。そういうイマジネーションは、学びに大事なんです。想像力が行動になり、学びになるんです。
ーーとてもワクワクしていていいですね。そういうときでも学びがあるんですね。
杉山さん:学ぼうと思えば、全てのものに学びはあるんです。