【2ページ目の内容】
同じ能力を持つ2人なら、切羽詰まっている方が成果を出す
遠藤さん:でも今だから言えるのですが、精神的にキツイ方が人は動きます。やるんですよ、本当に。
例えばですけど、先ほどのお話でもありましたが、留学の話あったじゃないですか。今迷ってるじゃないですか。どうしようかなって。お金もかかりますし。でも今年中に留学行かなかったら死にますよって言われたらどうしますか?迷わず行きますよね。選択の余地はないです。そういうことなんですよ。極論で。
ーーーわかりやすいですね。
遠藤さん:今年中に留学行かないと死ぬとか、まぁ、死ぬとかいうと極論ですけど、死という終わりを迎えるくらいなら、行動することを選択するんです。例えば貯金が0になったとしても、火事場の馬鹿力じゃないですけど、やらなきゃいけない状況に追い込まれると、人ってやるんですよ本当に。
ーーーすっごいわかります。
遠藤さん:普段サボってるだけなんですよ、ぶっちゃけ。僕も含めて。
ーーーすごいわかりますよ。僕も独立した時、死ぬかと思ったんですけど、なんとか生きてます。
遠藤さん:ですよね。死ぬかと思ったからやったんですよね。
ーーー本当その通りです。僕、超怠惰な人間だったんで。でも今ここにいるってことは、自分のやるべきことをやったからこそ、少しずつ進めたのかなと思っています。
遠藤さん:だからこそ、楽しんで自分を追い込んだ方がいいです。では考えてみて下さい。自分と自分の分身がいたとします。
自分はぬるま湯って言ったら失礼ですけど、ある程度保証された環境、慣れている環境にいる。
かたや分身の方は、本当に切羽詰まっていて、やらなきゃ貯金0になって死ぬかもしれない環境にいる。
どちらの自分が結果出すと思いますか?
ーーー分身の方ですよね。
遠藤さん:ですよね。全く同じ能力だったら、そういうことなんです。全く同じ能力のある人が2人いたら、やっぱり切羽詰まってない人より、切羽詰まった人の方がやるんです。
ーーー確かにそうですよね。
リスクを承知で行動している人は強く信頼できる
遠藤さん:ちょっと話が変わって、株式投資をする時に僕が結構大事にするのは、創業社長の会社かどうかです。創業社長かどうかってすごくって投資の判断材料によくしてます。なんでかと言うと、創業社長って自分でリスク背負って、自分のやりたい夢を伴ってやってるんですよ。だからめちゃめちゃ強いんですよ。
ーーー腹をくくってやってるわけですもね。
遠藤さん:ところが、サラリーマン社長は、株を全然持ってないサラリーマン社長がやってる会社ってどうしてもそこが緩いんですよ。だから粉飾決算とかしますし、みんなが保身に走るんですよ。
ーーー全員が全員そういうわけじゃないですが、そうですよね。
遠藤さん:仕組み的にそうなってしまうんですよね。自分が株を半分持ってる会社の社長ってどういう行動をするかというと、自分のお金を増やそうと思ったら、自分の会社の価値を上げて、株価値の向上に繋げるんです。ところが、株を全く持ってないサラリーマン社長の発想は、自分のお給料ないし退職金なんですよ。
ーーーだいぶ保身に走っていますね。
遠藤さん:自分が社長をやってる任期の間は、何事もなく穏便に過ごせるかなんです。なにか問題が起きたらスッと蓋をするんです。自分の任期が終わって満額退職金が出たら後は知りません。っていうのをいかにできるかが大事になっているんですよ。
ーーー全く責任感ないですね。
遠藤さん:粉飾決算とか、後から色々と問題になってるじゃないですか。
ーーーなってますね。
遠藤さん:という感じで、やはり創業社長といった、自分でリスクをとって行動してる人は強いです。そうじゃない人はどうしても、同じ能力だとしても本気度が違うというか。
ーーーその本気を導き出すためのリスクであり、リスクは失敗をした結果…リスクをとった結果、失敗する。でも、上手くいく時もあるしっていう、そういう過程でしかないってことですよね?
遠藤さん:そうですね。リスクはどんどんとった方がいいです。迷った時はリスクの高い選択をしたほうが楽しいです。何より上手くいったときの嬉しさや充実感はお金で買えません。僕が完全にそうじゃないですか。子会社に入るか懲戒解雇ですよ。普通、子会社選びますよ。
ーーーそうですね。選択肢としてよくある流れだったら子会社を選びますよね。皆さん、積極的にリスクをとって下さい。リスクはとってナンボですよね。
遠藤さん:そうです。リスクはある程度とらないと、大きく飛躍することは難しいと思います。もう後戻りできないほどのリスクはやめた方がいいですが、再起できるレベルのリスクはとった方がいいです。
ーーーここにいらっしゃっている皆さんの中には、すでにリスクをとられている方もいると思います。
改めて確かにそうだな!と確信する方もいれば、これからある程度のリスクをとろうかなと思った方もいると思います。やはり慣れてるところにずっといたら、中々そこから脱却するのは難しくなってしまいますよね。遠藤さん、人生の教訓とともに良いお話をありがとうございました。
この記事から学べる教訓
- 悩んでいても仕方がない。行動して現状を変えよう
- やらなければならない状況にすれば、人はやる
- 同じ能力を持った2人がいた場合、切羽詰まっている方が成果が出やすい
- リスクを承知で行動している人は強い
- 取り返せるリスクは積極的にとって、どんどん成果を出してこう