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意識したものが自然と集まる力で、人生を切り開く
ーー壮絶なエピソードばかりでしたね。。
後藤さん:思ってる事とか、口にしてる事って、やっぱりそっちに身体が向いてたり、意識が向いているんだなと感じます。これをカラーバス効果といいます。人は自分が見たいものに意識を向けているんです。
例えば、普段タクシーに何気なく乗っていると思うのですが、緑のタクシーだけ思い浮かべると、やたら緑のタクシーばっかり目がいったりします。いつもプラダのバッグ持っている場合は、赤のプラダのバッグ意識すると、あの人も持ってる!と見えるんです。これがカラーバス効果なんです。
やっぱり意識すると、意識した方向に身体と思考が向いて、人生が思った通りの方向に進むことができるのです。
高校からの同級生で仲の良い友達だけに、このような話をよくしていたのですが、あるときその友達から、「お前はやっぱなるようになったな」って言われたのをよく覚えています。
「この社長はこの苦労を通して成長し、実力で成功を手にしたんだって話よくしてたじゃん。お前もその通りになったね」って。
ーー素敵なお話ですね。僕も美容師になってから、街中でもやたらヘアースタイルを見るようになりました。職業柄それもカラーバスですね。
後藤さん:ですね!自分が意識してるものに、身体が向くし、考えが向くし、目につくっていう効果なんですね。
ーー先ほどの社長の話ですが、みな逆境からからの逆転をなかなか見出せなくて、大変だったりするわけじゃないですか。むしろ、逆境の最中って打開しようと無我夢中ですし。。後藤さんは何回も復活していますが、どのように逆境を克服出来たんですか?
後藤さん:良い意味でバカさがあったってところでしょうか。いわゆる楽観的だったのが救いでしたね。昔取った杵柄じゃないですけと、とにかく目立つのが好きだったんです。中学校の時とかって生徒会長やって、野球部の部長やって、当時、ごうちゃんって呼ばれていました。そして中学校の時、高校一番最初に受かってですね。そういった小さい頃からの成功体験が、自分なら出来ると思える原動力になっていたんだと思います。
出来るという思いが強かったんでしょうね。その思いだけは捨てなかったし、絶対ここをクリアーしていったら、この話がこういうトークイベントで出来ると思ってたんですよ。
ーーまさにその想定していたことが、今実現しているんですね。
後藤さん:ネタです、ネタ!今は、ネタを作ってる最中だと思って下さい。
ーーすごいですね。中々そういう風に思えないですよね。
自分がどれだけ恵まれているか気づいていなかった
後藤さん:そういえば、引きこもりのときに今できていることを一個づつ書き出していったことで、本当に勇気付けられたんです。「朝起きた」「水飲んだ」「トイレ行った」と、当たり前のことなのですが、当時は無気力状態だったので、当たり前じゃなかったんですね。
ーーー本当に日常的なことから。
後藤さん:そうです。出来ていることを書いていったら、こんな出来ているんだ!って改めて実感したんです。人って無意識に色々とやっているんですね。それをもう一回整理したときに、「今書いたことが出来ない人もいる」と気づき、「自分はこんなに恵まれてるのに出来ないと思ってしまっている」と気づき、徐々に復活していきました。
ーーーその体験をしたことによって、後々続く失敗のエピソードに繋がってくる感じですね。土台があったからこそでしょうか?
後藤さん:そうですね。そこは教訓として大きいですね。未だに思い出しますし。出来ない時に、朝水飲めた!有難い!という感じです。
ーーそういうエピソードがあったからこそ、乗り越えるきっかけになっているということでしょうか?。
後藤さん:そうですね。
ーーそういう意味で、挫折や失敗というのは重要だということですね。後藤さん、ありがとうございました!
この記事から学べる教訓まとめ
- 多重債務は危険!
- 信頼できる会社と人と一緒に仕事をしよう
- 自分の求めていることを意識して、それに気づこう(カラーバス効果)
- 壁にぶつかった時でも、楽観的に行動し続けよう
- できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向けよう
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